隠れる部分だからこそ
みなさんおはこんばんにちは
木楽舎代表の安東です
こちらは先日上棟を終えたばかりの
挾間町の現場です
地震に耐えるための壁(耐力壁)が
ビッシリと張り巡らされ
その合間を縫うように
窓や壁ニッチの下地が
顔をのぞかせています
今日は電気工事の職人さんと
スイッチやコンセントの配線のための
下打ち合わせを行いました
実は木楽舎では今年から
壁・天井の断熱の仕様を
少し変えています
昨年までは断熱材を施工した後でも
配線位置の変更が割としやすい仕様でしたが
今年からの仕様では
それがかなり厄介(むしろ、不可能)
だからこそ
職人さんと設計者が考える最適案を
事前にイメージしておくことが
以前よりも重要になりました
お施主さんご家族との現場お打ち合わせが
後日に控えていますが
「やっぱりあ~すればよかった・・・」
とならないように
想像力をフル稼働させて
臨みたいと思います
話は少し変わりますが
私は前職がまったく畑違いなので
世の他の建築実務者よりも
かなり遅れたスタートを切ったという
プレッシャーのようなものを
常に感じています
なんとか設計としての力は
そこそこ人並みになったとは思いつつ
それでもやっぱり
職人さんや監督に迷惑をかけてはいまいか?
という不安はいつも付きもの
木楽舎の職人さんは腕利きぞろいなので
多少の設計的な無理があっても
うまく現場で調整してくれるとは思いますが
それに甘んじてばかりはいられません
顔合わせ会で発表した
こちらのお家のテーマは
「山々を望む新たな実家」
この不安定な時代の波を
悩みながら
それでも笑顔で一生懸命に生きる
お施主さんご家族にとって
いつまでも心の拠り所になる実家になってほしい
という想いで名付けさせてもらいました
そのためには
お化粧ばかりがうまくてもいけません
壁が隠れた後も
「これだけしっかり造っておけば大丈夫!」
と作り手が自信を持てるようにしておくことが
長い安心につながると思うのです
最後にお知らせです↓
今年の4月に産声を上げたモデルハウスは
初めての冬を迎えます
挾間町の冬の厳しい寒さを
足下から温める床下エアコンを採用した
コンパクトでも魅力いっぱいの住まいです
今回はすでに住まい手さんを募集しておりますが
ありがたいことにこれまでに数組の方が
ご検討したりしなかったり(笑)
今年最後の自由見学会を
12月15日(日)に開催します
広いお庭で焚き火をしながら
皆様のお越しをお待ちしております
詳細は↑のバナーよりご覧ください