みなさんおはこんばんにちは
木楽舎代表の安東です
遅ればせながらですが
大分市金谷迫の完成見学会が
無事に終了しました
2日間ともほぼ満席をいただき
快くご協力いただいたお施主さまご家族
そして
ご来場いただいた皆さん
そしてそして
丁寧な仕事を淡々とこなしてくれた
職人の皆さんに
この場を借りて
御礼を申し上げます
見学会の後のお引き渡し式も
本当にステキの一言
一区切りつくのは
ちょっと寂しいですが・・・
このお家を住みこなしてもらうことが
とても楽しみでなりません！
（↑シャンパンオープンなのに
安東が間違ってオープンしてしまい
劇団顔負けの演技力でその場を収めた
お施主さまご家族の図）
さて今回の見学会は
真夏にもかかわらず
エアコンが未設置の状態で
開催しました
実は今までも何回か
真夏のノーエアコン見学会を
行ったことがあり
その度に扇風機だけで
涼しい環境が作れていたので
今回もそれほど心配していませんでした
・・・ウソ
内心ではヒヤヒヤしながら
当日を迎えた私たちです（笑）
結果からすれば
「暑くてたまらん！もう帰る！」
という方はおらず
「エアコンがなくても
こんなに涼しいんですね！」と
長時間滞在していただく方ばかりで
胸をなでおろしたところです
ただ、これまでであれば
「どうだい！これがパッシブデザインじゃい！！」
と内心で鼻息を荒げていたかもですが
今年はちょっと勝手が違いました
見学会を終えて帰宅した夜
私自身がどうも
軽い熱中症になっていることに
気が付いたのです
ご来場対応に必死で
水分補給がまばらだったことも
一因だとは思います
しかし
これまではパッシブデザインによる
建築的な工夫でなんとかなっていたことが
いよいよどうにもならなくなってきたのでは・・・？
と強い危機感を感じるには
十分なできごとでした
つい先日も年配の職人さんとの立ち話で
「俺らが子どもん（の）ころは
25℃くらいであちぃ～っち
言いよったけんなぁ～」
・・・なに？？？
地球温暖化の臨界点の指標は
イギリス産業革命のころ（1800年前後）から
地球の平均温度が1.5℃上がること
それなのに
日本の夏はこの数十年で
10℃以上も高くなったということ・・・？
もちろん昔でも
30℃を超える日はあったはず
それでも気象庁のデータを見ると
一日当たりの平均気温が
今よりも10℃ほど低かったようです
↑は気象庁が予想している
2100年の最悪パターンの予想です
2100年？
まだまだ先だからね・・・
とは言えないような気がするのは
私だけでしょうか
こうなってくると
私たち作り手にとっては
方向性を見定めるのに
非常に難しい局面となります
①とにかくエアコンが効く
高性能な住宅を追求する
②周辺の環境を整えながら
できるだけ自然な住宅を追求する
個々人の利益を最大化するならば
①が魅力的でしょう
しかしその結果として
住宅が内に閉じたものとなり
人間関係の希薄化が
進むかもしれない・・・
②の方向性の本旨は
自然に対して開いたり閉じたりを
無理なくできる住宅は
外とのつながりを自然発生させる
可能性があるというところにあります
見学会中も↑の大きな窓越しに
ご近所の方と目が合ったので
「こんにちは～、お世話になります～」と
気持ちよく会話が弾み
それが何とも心地よかった
もちろん
暮らしが覗き込まれるような
設計はご法度ですが
ほどよいご近所づきあいを促すような
建築の在り方は
私たちのような地域工務店が
もっとも提案しやすいポジションかと
ということで
前々回のブログに引き続き・・・
「向こう三軒両隣り」を意識した
設計課題の再提出分です
今回は思い切って
親世帯と子世帯の建物を
分けて検討し
なんとか南側（図面の上方向）に
豊かなお庭が取れないか
そして
できるだけ敷地に
たくさんの木を植えて
地表をクールダウンできないか
ということを
表現しました
その結果
建築家・田中敏溥さんからは
「非常にイイね」とOKをいただきました
（やっほほ～い）
そして勢いそのままに
「ご近所の方との会話が弾むように
林の小道風&ベンチを作りました！」
とアプローチをプレゼン
すると田中さん
「まだまだ弱いねぇ」
・・・すみません
調子に乗りました・・・
精進します・・・
いずれにせよ
自然とうまくやりくりするための
建築的な工夫はまだまだ余地があるはずです
微力ですが、あがきます
さて忙しさにかこつけて
ついつい告知や広報を
怠っていましたが・・・
これから毎月どこかで
モデルハウスの自由見学会を
開催していくことにしました
この日は一日中
私・安東がノンビリと滞在して
モデルハウスを開けております
自然との暮らしは
体感あるのみ！です
夏休みの混雑を避けつつ
心身を冷やしに
そして
安東を冷やかしに（笑）
お越しください
