スタッフブログ
2025年03月19日

提案住宅「びおBASE」

みなさんおはこんばんにちは

木楽舎代表の安東です

 

いよいよ明日からは

挾間町古野にて完成見学会です

 

家具などの備品を兼ねて

社内メンバー総出で

社内竣工検査を行いました

 

特に目立ったキズもなく

キレイに工事が完了していることを

皆で確認しまして

設計者としてはホッと一安心

 

 

長崎の家具作家・松尾さんによる

丸テーブルとイスたちが

素朴な空間にジャストフィット・・・

 

L字型のプランを活かして

お家のあちこちに楽しい場所を

散りばめています

 

写真だけでは

なかなか伝わらない魅力が満載なので

年度末でお忙しい時期とは思いつつ・・・

ぜひぜひご予約ください🙇

 

 

さてさて今回は

先月の完成見学会で初お披露目した

木楽舎の提案住宅「びおBASE」について

少しだけ詳しくお伝えしたいと思います

 

 

そもそも「提案住宅」という言葉に

聞き馴染みがないことと思いますが

その名の通り

「このお家での暮らしが

これからの時代にピッタリなのでは

ないでしょうか?」

という木楽舎の想いを込めて

このタイトルを付けています

 

その最大の特徴は

「間取りがない」ということ

 

 

これはいくつかあるパターンの1つ

 

分かりにくいかもしれませんが

広い空間を家具などでゆるやかに仕切って

余すことなく使い切ります

 

↑は家具だったり

オプション要素を盛り込んだイメージですが

スタート時点は本当に

スッポンポンの想定です

(表現が難しい・・・)

 

つまりスタート時点では

間仕切りの壁や建具を極力減らすことに加え

仕上げや設備も統一することで

イニシャルコストを極限まで落とす

 

そして暮らしていく中で

アレを付けたいとか

コレを移動したいとか

状況に応じて家族で楽しみながら

可変していくという考えです

 

そうすることで

暮らし方が変わる、はたまた

住まい手が変わるというタイミングが来ても

それほど大きく手を加えることなく

チューニングしやすくなることが狙いです

 

ということは

中身は後から自由にできる分

外側つまりボディは

長い年月もち堪え続けなければ

ならないということになります

 

 

それを総合して検討すると

やはり1階と2階のサイズが同じで

地震や風のエネルギーを

効率よく地面に受け流すために有利な

総2階という形が答えになります

 

ただ、総2階のお家は縦方向に間延びして

頼りない印象になりやすいばかりか

町なみに圧迫感を与えてしまう恐れも

高くなってしまいます

 

そのあたりは建築家の半田雅俊さんに学んだ

「びおハウスH」の設計ノウハウが

本当に理にかなっていて

総2階でも建物のプロポーションを抑え

大地に根付くような佇まいを

実現できると考えています

 

↑初代びおハウスH「由布の家」(2016)

 

とまぁ、あけすけに言えば

「頑丈なボディと自然素材いっぱいの大空間

そしてパッシブデザインの巣箱は準備するので

あとは暮らしていきながらアレンジしてね」

というのが「びおBASE」なのです

 

ややもすれば「投げやりだな・・・」と

思われてしまうかもしれませんが

スッポンポンに造る方が

色々と間取りを組み合わせるよりも

何倍も難しいものでして・・・

 

「間取りの制約がない」ということは

「様々なパターンに対応できなければならない」

ということの裏返しなので

この形に至るまでに

数年間の試行錯誤がありました

 

そのあたりは追々

お伝えしていくものとして

日本が迎えるこれからを考えるに

「びおBASE」は荒波を乗り越える

頼もしい舟になってくれるはず

 

金額などの詳細は

お会いしてお話したく思うので

興味のある方はお問い合わせください

 

もちろん

明日からの見学会でも

お話しできますので

ご予約をお待ちしております◎