思いのほか
みなさんおはこんばんにちは
木楽舎代表の安東です
早くも2025年が始まり
5日が過ぎようとしています
木楽舎は明日(6日)が
今年の仕事初めです
メンバー全員でお参りに行き
新年の全体ミーティングの後
平常運転に戻ります
私自身はナンダカンダ
毎日チョコチョコと仕事をしていたので
長期の休み明けという感覚が
ほとんどありません
それなのに
お休み中にやっておきたかったことの
全てはこなせませんでした・・・
時間があるからと言って
なかなか思い通りにはいきませんね
そういえば前回は
自宅の思い通りにならなかったことを
お伝えしましたが
その反対に
予想以上にいいな!と感じた部分
それは・・・
1階に水回りを設けなかったこと
です
私の自宅はお風呂を含め
洗面脱衣室を兼ねたランドリールームが
2階に設けられています
実はその最大の目的は
お湯につかりながら
山を見ること
建築当時は朝風呂派だった私たち夫婦にとって
眺めの良いお風呂と言うのは
強く憧れる項目でした
ですから洗濯動線など
機能的なことはひとまず二の次で
「ま、なんとかなるよね」
という気持ちで
「2階水回り生活」が始まりました
5年が経った現在
思いのほかイイことが多いと
感じています
その最たるものは
空間利用のコスパがとても良い
ということです
ここ数年
「ランドリールームがほしい」
というご要望がかなり増えていますが
家族分の洗濯物をしっかり干すためには
タタミ2畳くらいは
最低でも必要になります
そしてランドリールームは
可能な限り南に配置して
日を当てて乾かしたいというのが
人情(?)というものでしょう
同じく1階の南側には
家族が長くいるリビングなどを設けたい
というのもやはり人情(?)かと
この「南の奪い合い」を回避するのに
2階水回りはとても有効です
加えて
急な来客でも慌てる必要がなく
目に飛び込むこともないため
干しっぱなしでもオーライ
外からの目線については
ベランダに干す場合よりも目につきにくく
さらには1階に干して見られるよりも
精神的な安心感は高いと感じています
そして
「2階に行く機会が増えてよかった」
ということも記しておきたく思います
現在の一般的な2階建て住宅は
1階・・・LDKと水回り
2階・・・夫婦と子供たちの寝室
という構成が主流です
これではどうしても
2階を利用する時期やタイミングが
限られてしまう
もしくは
全く使われないままになる
ということが起こりやすくなります
2階に水回りを設けることで
2階に行かざるを得ない状況を作り
活用の機会を探るクセがつきます
現に私の自邸の
水回りに隣接する予備室(将来の子ども室)は
息子の着替え場所や収納として
思わぬ活躍をしてくれています
とここまで2階の水回りについて
イイコトばかりを書いてきましたが
デメリットはないの??
と思う方も多いハズ
実は私個人にとっては
デメリットはほとんどないに等しいのです
給湯の経路が長くなるので
「お湯が出るまで少し時間がかかる」
というのが唯一感じるデメリットですが
そのほかにも
・階段の上がり降りがしんどいのでは?
・脱衣室が寒くない?
・老後はどうするの?
という懸念事項についても
プランの時点でしっかりと
工夫を凝らしているの
今のところ問題はありません
こちらは築1年が経ち
昨年末にメンテナンスに伺ったお家
こちらのお家も
2階に水回りをまとめることで
1階を広く利用できるようにしています
2階の水回りについて
「不便さを感じませんか?」
と尋ねたところ
「まったく問題なく、快適です!」
というお施主さんの答え
脱衣室に隣接して
↑のステキな洗面室があるので
そりゃ2階に行きたくなりますよね!!
・・・というのは私の主観です
ともあれ
これだけ価格が高騰したため
空間の利用もより合理的にする必要が
これから更に高まってきます
今までの常識にとらわれすぎず
本当に使い勝手のイイ住まいのご提案を
頑張っていきたいものです