スタッフブログ
2025年02月27日

色づく外壁?

みなさんおはこんばんにちは

木楽舎代表の安東です

 

今日は信じられないくらいに

温かい一日でしたね

 

そんな小春日和な今日は

 

OBのお施主さま宅の

外壁木部の塗り替えが

完了しました

 

昨年末から合間を見つけながらで

思わぬ時間がかかってしまい・・・

 

気長に待って下さったお施主さまには

感謝しかありません・・・

 

こちらのお家が完成したのが2016年

 

その当時は↓のように

ダークブラウンの油性塗料で

お化粧していました

 

 

それから8年の間に

周りの建物などの変化によって

駐車場が強い風の通り道となり

塗装の劣化が予想以上に

進んでしまいました↓

 

 

ここまでなるのはとても珍しく

自然の力に圧倒されます・・・

 

 

ここまでくると

「木材は大丈夫か・・・?」

と心配になってしまいますが

 

(気が遠くなりながら・・・)

根気よくサンドペーパーで

擦り続けていくと

 

 

 

ちょっとのヒビや反りはあるものの

キレイな木肌が現れてくれました

 

木楽舎では外壁に木を使う場合

ほぼ杉を使用します

 

理由はいくつかあって・・・

 

①ありふれた建材なので

ずっとなくなることがない

 

②大工さんが使い慣れているので

張り替えもしやすい

 

③塗装が浸透しやすく

ムラなく塗りやすい

 

つまるところ

お家の長持ちにとても適している

といえます

 

特に③については

がんばれば住まい手さん自ら

塗り直すこともできます

 

それを見越して木楽舎では

外壁に木を使う部分を

脚立で届く部分に

まとめることが多いのです

 

(横尾の住まい・2015年)

 

お話を元に戻して

今回の塗り替えですが

 

お施主さまとしては

なるべく再塗装をしなくても済むような塗料を

ご希望でした

 

そこでご提案したのが

ウッドロングエコという

水性の塗装です

 

ウッドロングエコは

天然の鉱石やハーブが主成分で

水に溶いて塗ると

それらが木材に浸透し

鉱物の酸化作用によって

保護力を発揮するという

ちょっと珍しい塗料です

 

一度浸透してしまえば

基本的に流れ落ちることがないため

塗り直しが不要というのが

ありがたいところ

(ずっと劣化しないとは言い切れないので

誤解なきよう🙇)

 

さらにオモシロいのが

参加が進むにつれ

色が変化していくというのが

他に類を見ない特徴です

 

塗りたては↓のような色ですが

 

 

1年も経つと↓のような風合いに

 

 

これをシブくてステキと感じるかどうかが

分かれ目な塗料ではありますし

 

 

↑は築5年が経つ私の自宅ですが

環境や日の当たる面によっても

色の変化が変わります

 

「そんなじゃじゃ馬な~」

と思う方もいらっしゃると思いつつ

 

木楽舎はこの風合いが大好きなのです😚

 

ということで

今回のお家もこれから時と共に

ステキなシブさを

まとっていくことと思います

 

 

1回目の塗装から数日たっているので

すでにグレー味が

かかってきていますね

 

これからどのように色づいていくか

またいつかお目見えできればと

おもいます~◎